麻の着物

夏まで生きていようと思った。そう思いながらなんとか生きている人間の観劇とか読書の記録。

ほろ苦いからこそ演劇は面白い(MANKAI STAGE 『A3!』AUTUMN&WINTER2019 感想)

2/9 マチネ

 

春夏が良かったから秋冬も見たいなーくらいに考えていたのに推しの出演で一気に楽しみとそわそわが止まらなくなりました。
雪が降る中でしたが電車も止まらなくて本当に良かったです。

 


演劇の面白さ、苦しさ

A3という作品全体に言えることだと思うのですが、演劇というものの楽しさとそこについてくるどうしようもない苦さがぎゅっと詰まっているのがすごく魅力的だと思います。
春夏組に比べると秋冬組のほうが好きなことを「続ける」部分のフォーカスが強いせいか、ちょっとビターさを感じるところが多いのもまた、よかったです。左京さんであったり、太一くんであったり、紬さんであったり、好きではじめたお芝居で苦しくなりながら、それでもMANKAIカンパニーでもう一度舞台をやるというカタルシスが感じられました。

胸に訴えかける秋組

私は原作だと夏組推しなのですが、それをさっぴいてメインストーリーで一番好きなお話は秋組です。
ポートレイトやはり舞台映えする…。私は原作でも秋組は太一くんが好きで、彼のポートレイトはぐっときました。
ところで私たち観客がカントクちゃんになっているという舞台の構成上、左京さんがめちゃくちゃ私に向かって話しかけてくるので、「恋をしてしまう…無理…」ってなってしまいました。夢女製造機…。

答えはでない冬組

冬組のストーリーって他の組のストーリーに比べてカタルシスが少ないと思うのですが、それは冬組のストーリーがそれぞれのキャラクターの問題を解決するのではなく留保するからかなと思いました。
紬と丞の関係については、互いに話をすることで一定の解決があったと思うのですが、誉さんの問題も密の問題も東さんの問題も、劇中のストーリーで解決しているわけではなく、これから解決していきたいと足を踏み出す話です。なので、この先のストーリーを見たいなと思わされるのも冬組だなーと感じました。

私は誉さんが人の気持ちがわからないと言っていて、それはたぶん事実だと思うのですが、同時に彼がみんなの問題を解決しようとするところ、まごころルーペを使いながらもかける言葉の優しさは彼自身から出ているものだというのがとても良い。温かい。

あと冬組の「天使に捧げる歌」は原作だとイマイチ感動系ラブストーリーなのがわからなかったのですが、舞台で見ると切ないな…と素直に思ったのでよかったです。(切なさがラブストーリーというより友情ものとしてでは?とはなったものの)

この推しが好き in エーステ

エーステラジオで赤澤くんも言ってたんですけど、田中涼星のこういう役にはずれないじゃないですかー!!!!すごく楽しみでした。
エキセントリックなんだけど純粋で優しいというそういう誉さんだ!いい!となってました。
あとお歌が元気で可愛い。

ライビュが見たい

次はライビュで見たいんですけども、ライビュのチケットが取れない…。
秋冬の単独公演も楽しみにしています。