麻の着物

夏まで生きていようと思った。そう思いながらなんとか生きている人間の観劇とか読書の記録。

過去から未来へ繋がるもの(ミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』3~延伸するは我にあり~)

5/4ソワレ 5/5マチネ 5/13ソワレ

 

結局東京公演3公演でした。なんだかんだ推しの舞台あんまりチケットを取るのに困らないんですが、本当に取れなくて、新潟公演行きたくて行けなくてあとになってからツアーで申し込めばよかったなってちょっと後悔しました。

 こんなに人がいるなんてなんて

ネタバレにならないところですが、東京公演が品川プリンスホテルexシアターだったのですが、exシアターでこんなに座席詰めてるの初めて見た!というくらい座席ぎゅうぎゅうでした。exシアター満員御礼の舞台自体あんまり見ないので、やっぱり明らかにキャパが…と思ったのですが、円形のステージならではの見方、演出もあったので良し悪しですね…。通路が少ないのと狭いのでステージから下りた演出は少なかったと思います。

あと人がきゅうきゅうで物販も並んでたので、ものすごく水族館とか映画館に行く人の目線がすごく気になった…。結構「これ何?」って感じの人やスタッフさんに「何やってるんですか?」って聞いてる人が多くて、ある意味一番舞台関係ない人が横を通り過ぎる会場かもしれん…って感じました。アイアとかはもはや敷地が隔離だし、銀河劇場なんかもいっそ劇場に行く人が一番多いですもんねえ。

今までこんなに人がいるexシアターを見たことがなかったので、新鮮な発見した。

私の推し(役者)が推し(キャラクター)を演じる最高

鉄ミュの感想はこれに尽きるので、もうこの話しかありません。

鉄ミュを劇場で見たのは前回公演の2が初めてです。テニミュで「好きかもしれない…いや好き…」と言ってた田中さんのテニミュ卒業後初の舞台が鉄ミュ2でした。

青春鉄道の原作は、元々商業の1巻が出る前後くらいにハマっていて、同人イベントで毎回新刊購入するくらい好きだったのですが、数年前に留学していた時にイベントに行かなくなって追いかけきれなくなったあたりで読むのが自然に止まっていました。

原作で好きなキャラクターが上越新幹線だったので、びっくりしたし、なんかどうしていいかわからない…ってなりながら2を見にいったことが記憶に新しいです。最高でした。

しかし、あれから1年半くらいが経って、田中さんの舞台たくさん行ったのですが、上越新幹線は振り返ってみてもハマり役なんですよね。そんなわけで「推しの推しにまた会える」という喜びを噛みしめる鉄ミュ3でした。

OP

これ円形劇場ならではなのですが、初日Aブロックという下手側の端っこに座っていまして、この位置からだと推しの腹筋はおろか*1背筋も見える…!という気づきがやばかったです。背中の筋がめっちゃ綺麗なんだ…。

1階のセンターブロックに座れなかったのですが、推しのウインクを浴びれなかったのですが、ニコ生の配信見た限り、やっぱりウインクがあんまりできてなくて首を振って誤魔化してたので超可愛いなと思いました。

鉄ミュのOP、EDでかかる「つながる青春」に、上越新幹線の「気づけば君も、僕のこと好きになってるんじゃない?」という歌詞がありまして、首を上下に激しく振って「なってる~!!!!」と心の中で叫ぶんですね。

LLL完全版

LLLは原作*2でも好きなエピソードの1つですが、鉄ミュ2で高崎線がいないけどいい感じに歌でまとめてやってしまったので、今回キャラクターが揃ってもやるとは思ってなかったんですが、普通に完全版を見てしまった。

プロミスも鉄ミュ2に比べて良かったのではないかなと思います。高崎とのやりとりも見たかったけど見ることはないシーンがそこにある…となって、ここは原作ファンの私が喜んでました。原作では高崎線上越新幹線のシーンはわりと多いのですが、前作に高崎がいなかったから初めて舞台で見れたんですよ…。

今回台本が3冊あったらしいんですが、本当にゲストによって曲すら増えたり減ったりするので、円盤も3本出してくれ…って感じでした。東京は前半の東北新幹線(石渡さん)と後半の長野新幹線上越線(りひとくん)と見れたのですが、新潟も見たいよ…。

先輩と僕

東京後半のゲストパートでした。板垣李光人くん、前回の可愛い長野は可愛かったんですけど、上越先輩はちゃんと先輩してておおお…となりました。私は推しに表情がころころ変わる役をやってほしいと毎日思っているのですが、鉄ミュ可愛かったりぷんぷんしてたり最高なんですよね。先輩に甘えてる上越新幹線、見た目のギャップ含めて可愛いんですよ。

 ペンギンやかえると戯れる

かわいい!かわいい!

新潟イヤミーズの歌

歌詞が聞き取れん…と思ったけど東京楽の13日はわりと聞き取れたぞ…?ふんふんふんは置いといて*3

三時間戦争

公演後半に進むにつれてどんどん遊びが増えていったらしく、東京楽2倍くらい時間つかってなかった!?ってなりました。

ちょうど鉄ミュ上演の直前にる年祭の上映会に行ったのですが、その時に「毎日楽屋でその日の日替わりネタオーディションをやっていたが、その中で10本やって10本合格の田中涼星」という話が出ていて、本当に笑いのネタ仕込むのに余念がない…と思っていました。

in the box

推しの話でだいぶ書いてしまったのですが、今回一番良かったと思うのが「in the box」でした。原作の中でも白眉のエピソードだと思いますが、常磐と千代田の思い出が歌の中で語られ、リピートされていくところなど、ミュージカルとしても完成度の高い一本だったのではないでしょうか。

常磐役のKIMERUさんも千代田役の神里さんも、すでに別のキャラクターを前作までで演じている中で、実際どうなんだろうなと思っていたのですが、お2人ともさすがというくらいはまっていたと思います。特に千代田は秋田新幹線とまったく違うしどうなるんだろうと思っていたのですがすごくよかった。常磐KIMERUさんだから特に心配もなにもなかった。

 

 私は初日が下手側端、楽が上手側端だったのですが、「新幹線でも行けるしな」という常磐の台詞でそれぞれどちらかの表情しか窺えなかったのが、想像力に訴えかけるものがあるなとお思いました。原作だと常磐の表情が描かれてるんですけど、私は舞台で見て千代田…となりました。

三時間戦争

すごい鉄ミュに殺陣がある…!

三時間戦争って商業版に収録されてないエピソードなので普通に出てきてびっくりしましたが、舞台映えするので入れようと考えた人(演出の川尻さんなんでしょうか?)天才だと思いました。

尾久駅

原作ファンはだいたい死ぬ。

郷本さんの歌の説得力が強い。

私は品川の盆が回ると無条件になんか笑ってしまうので、笑いどころでもっと回してほしかった。1階客席後方から見ると常磐と千代田のバレンタインで回ってるの本当に見えないんですよ…。あと一区と二区の人形も見えないので、上から東海道を見下す人形たちはやさしさだと思いました…。

 

山手線

もはや原作の山手線がかけらも残ってないんですが、というより人形しかないんですけど、人形があれば山手線だと認識されるのがすごいと思いました。3作しかやってないのに、キャストが11人いるってすごいですね。

過去から未来へ

序盤に「どうしてジュニアってジュニアなんだ?」というエピソードを入れておいてからの、最後の東海道兄弟始まりの物語に持っていく構成が上手いなと思いました。

1作目、2作目と登場路線を増やしながら横に広く伸びていったのに対し、今回黎明編という武器を手にした鉄ミュは過去へと縦に伸びていきました。併せてキャラクターの深堀も進んだように思えます。3作目でこれまでとは違った繋がりが浮き上がるところが鉄ミュの好きなところです。

 

*1:見過ぎでありがたみがなくなってくるのでいけない

*2:青春鉄道 黎明編』に収録されてます。よろしく!

*3:普通に見てた時はうんうんうん?と思ったけど、あれ歌詞飛ばしてましたよね…