麻の着物

夏まで生きていようと思った。そう思いながらなんとか生きている人間の観劇とか読書の記録。

姉弟の物語から"アンプラネット"の物語へ(『アンプラネット ―Back to the Past!―』感想)

1/13(土)マチネ、ソワレ

時間あるときにちょこちょこ書いてたのですが、こんなに遅くなってしまって…。もはや記憶が薄いところもあるのですが、ご容赦ください。

 

前作の感想こちら

ranfuyutsuki.hatenablog.com

 

アンプラネットとしては三作目、二作目が作中劇としてのミュージカルライブでしたので、アイドルユニットアンプラネットとしては二作目の物語です。

もともと一作目の展開が好きだったので、今回彼らの関係性がどうなっていくのだろうかというのを楽しみに見に行きました。

 

 

ひとつのターニングポイント

前作の感想で「続編も頼むしちゃんと物語終わらせてください。」と書いたんですが、今回の話はまるで完結編のように思えてしまった。作中でセシィの出した答えは、一作目から続く彼らにとってアイドルは本当に手段でしかないのだろうかという、小さな引っ掛かりへの回答としては最高のものだったと思います。

「選べないんだ」と言ったセシィの切実さには初演を思い出すと随分この子も変わってきたのだなあとぐっとくるものがありました。

あまりにも終わりっぽいのでマチソワの間でこれが最後なのかもしれない*1みたいな妙にセンチメンタルな気持ちになってしまったのですが、振り返って思えば始まり、リスタートのお話なのだからもう少し気を強く持とうと思いました。

まあ、エリィもいなかったしね…もう少しやるよね…。

プライムーン

なんかアンプラネットがそろそろ終わりなのかなあと思わせるの、アンクラのみんなが忙しそうなのもそうなんですけど、今回出てきたプライムーンの存在も大きかったです。
三日月の大ファンであり、おそらくは未来人である彼ら。どんどんカオスになっているドルステ世界ですが、アンプラネットとは対極にいる彼らも気になりました。

なによりライブパート。めちゃくちゃこっちに飛んでくるファンサの嵐に完全に私死んでしまう…!という気持ちに。

私は眼鏡に抗えないオタクなので朔くんかなあ…と思いつつまだ推しが決まらない感じです。

アイドルとはなんなのか

私は前作のミュージカルナンバーにあった「アイドルはみんなの憧れ」というフレーズが好きでした。憧れる夢のような存在であってほしい。それが私にとってのアイドル。

自分に自身がなかった少年・美波日音が、誰かが憧れるようなアイドルになっていったこと、そしてその姿を見て異星人たちの運命が変わっていったこと。

ちょっとしたきっかけで運命が転がるように変わっていくところがこのシリーズの好きなところだと思います。

セシィがもっともらしいことを言うともっともらしく聞こえるよね!という強引さで進む物語なので、あまり深く考えてもしょうがないと思うのですが、最後にセシィたちが何をしたのだろうかというのを少し考えました。

初演では一度アメリカで会ったはずだけれども、日音は覚えていないということになっています。
これがそのまま生かされているのだとすれば、日音に会ったときに何を言ったとしても、それは彼が覚えているほど大したことではないのかなと思います。または、記憶を意図的に消したのかもしれません。けれどきっとおそらくは、この時間軸においては、セシィが、マーニィが、サティが、日音(ポミィ)の最初のファンだったに違いないのでしょう。だからこそ彼らがかけた言葉はきっともう一度出会うまで、日音の背中を押したのではないかと思います。
そして再会のその時、三日月に対するプライムーンのように、彼らはなんの企みもなく素直に美波日音を切望することで初演の物語は再現されていくんだと思うと、綺麗な話だなと素直に感じました。

初演が生かされていないとすれば、あの時点で日音と一緒にアンプラネット組んだってこともあるのかなあと思うのですが、そうするとCHaCK-UPのポミィがいなくなっちゃうんですよね…。

AURORAで泣きたいオタク

AURORA悲恋ソングだと思ってたじゃないですか…!?

なんかセシィがちょっとはにかみながらこの曲を歌う姿に蒼チャームは静かに涙を流しました…。
歌詞をそのまま飲みこむと切ないんですが、何度だって再会できるということを証明した彼が歌うと、そういうことー?ってなって泣きながら笑いました。たぶんこの曲聞いてこんなに笑いたくなったの初めてなんですけど、そのことにほんと感激して泣いてた。

 

気が付くとセシィと日音の話しかしてなかったんですが、全体通して楽しかったです。

ちょっとアナザーワールドぬけた話になりますが、ジェームズを演じる川上将大くんの芝居が上手い。なにが上手いって見てるとエリィだ…って素直に見えてくるくらい仕草とか喋り方がほんっとに一緒。
サイドワークの時も私が見た回の北乃くんが何着ても、歌っても男の子!*2なのに対して、細かい仕草とか動きがきちんと女子アイドル(をまっとうするヴィー)そのものなのですごいな…となりました。

 

是非次回作は5人そろってスタートするアンプラネットのストーリーであることを祈りつつ、2月のバレンタイン公演行けなかったのでこれからニコ生タイムシフトで見ます。

 

*1:この時点で2月のE.T.L.は決まってたわけですが、本公演という意味で

*2:これはこれでめちゃくちゃ可愛い