麻の着物

夏まで生きていようと思った。そう思いながらなんとか生きている人間の観劇とか読書の記録。

嘘からでた真の話になるのかもしれない(『アンプラネット―ボクの名は―』感想のようなもの

2017/6/10 ソワレ
2017/6/12 ソワレ
観劇

 

私がドルステ*1を初めてみたのはTwitterによると今年の1月のことだった。

もともとドルステというものは刀剣乱舞で知り合った方から名前だけ聞いていた。その時は「ほうほうそんなものが」レベルだったと思う。過去の舞台作品ってめちゃくちゃ遠い存在だから興味はあっても自分が手を伸ばすことってないだろうなとなんとなく思っていた。

それが一気に近づいてしまったのがそう。

dアニメストアだ。

年末から3月頃にかけて2.5次元祭りとしていろいろ舞台作品の期間限定配信をしていて、プレゼント5*2からCHaCK-UP*3まで2週間くらいずつ配信をしていたのだ。

別に回し者じゃないけど感謝しているのでリンクを貼っておく。ところでTwitterで感謝しすぎてわざわざdアニメストアのアカウントさんからリプライをもらってしまった。ドルステをよろしくしておきました。
(残念ながら今は見れないけどまた配信あるといいね)

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興味はあったので見てみたけれど、すごく楽しかった。元々わちゃわちゃーっとしたなにげない青春ストーリーが好きなので一部のストーリーも面白かったし、二部のライブは本当に楽しかった。

プレゼント5も良かったけれど個人的にCHaCK-UPの学生としての彼らと宇宙人設定のアイドルという二層構造(後にさらにややこしいことになるけど)なのがすごく面白かった。こういうわけのわからん設定好きなんだ!

そんなわけでドルステの世界に足を踏み入れたところでアンプラネットの公演があると聞きこれはもう行かないわけにはいかなかった。実はチケット取った時点ではアンプラネットの前作見てなかったので、彼らのことはCHaCK-UPの後輩ユニットくらいの知識しかなく、先月ようやく前作を配信でみました。

めちゃくちゃ私が好きな話だな!

正直前作いい評判を全然聞かなくて、なんとなくわかるんだけど…わかるんだけど私はめちゃくちゃあの話が好きで好きで好きなんですよね。(冷静に見ると出来はねらわれた惑星とかの方が全然良かったと思うんですけど好みに直撃してるので…)

すこしふしぎ系ストーリーとか聞いてないよ…。

正直自分あんまりアイドル適性がないというか、たぶんストレートにアイドルものだったらこんな感じでハマってないと思うのでまあうん…。

そんなわけで初めて生で、この目で見る舞台めちゃくちゃ楽しみにしていたんですが、まあ見てチケット増えたんですよね。(12日)

正直もう1回、祐様ゲスト回を拝みにいきたいんですけど行けない気がするので感想のようなものを書くことにしました。

ちなみにプレゼント5と三日月は結局推しが定まらなかったのですが、橙チャームで蒼ビジューです。でも今回公演見ていてあまりにも「ポミィ……」みたいになってしまったので次はライトを2本持っていきたい。*4

以下、ネタバレありです。(パンフレットのネタバレもあります)

 

 4層レイヤーの物語

今回の話はアンプラネットがミュージカルに挑戦するということなので、アンプラネットの彼らが演じるフィクション*5の物語ということでいいんだよね…。

この間自分の頭の中でざっくり整理したんですけど、

レイヤ0:海王星人のセシィ、マーニィ、サティ、エリィの四兄弟。体を持たない

レイヤ1:私立SOJ学院の学生たち。(日音、蒼、璃紅、いるか、真滉)

レイヤ2:アンプラネット(ポミィ、セシィ、エリィ、マーニィ、サティ)

レイヤ3:今回の舞台で演じたキャラクターたち(『便利屋ポミィ』他)

ってことなんだよなと思っています。

このうちレイヤ0とレイヤ2が微妙に被っていたり、今回のレイヤ3の物語に微妙にレイヤ0の関係性が含まれていたりするのでややこしいことこの上ない。(大好きです)

今回面白いなあと思ったのがCHaCK-UPがそれぞれのレイヤがはっきりわかれて影響し合うことはあるとしても溶け合うことはないのに対して、アンプラネットはポミィ以外のメンバーにとってこのレイヤの境界がものすごく曖昧なんですよね。

パンフレットを読むとこの物語が実はセシィによって書かされた物語なのがわかるわけだけどどうしてこの物語になったんだろうって考えてしまう。
もしかしたら目的通り、「姉さん」を呼び覚ますためにポミィにポムリアを演じさせてみたのだろうかなどと。

四人の兄弟たちがどこまでが演技でどこからが本当なんだろうっていう曖昧さがすごくこの物語というかアンプラネットのシリーズの魅力だと思う。

どこか懐かしいすこしふしぎ系ストーリー

アンプラネットがすごい私の性癖ど真ん中だ!って思った原因がなんとなく今回わかったんですけど、ストーリーの雰囲気が児童書の世界なんだよなって感じた。ちょっと懐かしい感じがする。

アンプラネットSFって言い切ってしまうにはめちゃくちゃ設定雑なんですけど(なんで体がないのに雌雄が存在してるんだ海王星人ってふっしぎー☆)ドラえもんくらいのリアリティレベルで見てるので楽しいですね…。そういう意味で難しいこと考えずにちょっとふしぎな話が繰り広げられてるのみててすごい楽しい。わりとガチSF好きだけどすこしふしぎな話も大好きなんだ…。

あとepisode0から引き続きの便利屋ポミィと掃除やヴィーの関係とか三兄弟のドタバタ感とかすごい安心する。

あと今回のM1がめちゃくちゃ好きで、この曲聞いただけでチケット代半分くらいペイした気持ちになるんですけど、すごいいいよね。暗転したあとに腕についたライトがふわーって光り出すのにものすごくわくわくして、このわくわくする感覚がすごい童心に返りました。

ライブパートの話

なんか今回一部の話があまりにも私の胸にときめいたので一部終わった瞬間「そうだまだライブがある!?」みたいな気持ちだったんですけど、いざ二部を見たらドルステ怖いなって…。

アンプラネットは前作とCHaCK-UPのepisode0と見たわけですけど、一番アイドルしたたなって感じた。(この話は後述)

今回のお衣装すごいなんか正統派な王子様感があってすごいぞ…すごいぞアンプラネット…って思った。

あとダブルワークは反則級のかわいらしさ。そういえば一部でポミィとポムリアが入れ替わると仕草から何から何まで男女でチェンジするのにポミィちゃん滅茶苦茶芝居上手くない!?って感激したんですけど。

ゲストは厳さん&ミナモト先生回と地球のプリティボーイだったかキューティーボーイだったか三浦宏規君回でした。

今回の二部の位置づけがよくわからなかったんだけど今回のは一部と同じ世界観ということでいいのかな…。厳さんとミナモト先生はいつもの感じで直接現場でSOJ学院の校歌が聞けたのにはなんか感動してしまった。(CHaCK-UPの初演からの曲である)

宏規は本当にただの地球のプリティボーイでした。なんかあまりにもただの地球のプリティボーイだったのでびっくりした。
三日月の持ち歌を披露してくれたわけなんだけど、銀河アイドル選手権2017の世界において三日月というのは地球に広く膾炙したアイドルグループなのかなあと。それはちょっとプレゼント5シリーズの中で描かれていた三日月というグループの未来の形っぽくて面白かった。
なんとなく祐様は宏規のことを見ていそうだけど、宏規は祐様が見ているとも別の時間のこの空間に存在しているとは気づいてなさそう。

ところで祐様の姿を見たいのでもう一公演行きたくでしょうがないんですよね…。

最後のWith youは客席降り曲なんだけどセシィと目が合った(と勝手に思っている)のですが、あっあってなったのでアイドルってすごいなあ。しかしポミィちゃんの笑顔があまりにも素敵で前作を配信で見た時にアンプラネットは蒼ビジューだと思うと思った自分の気持ちが揺らぎかけたのを感じました。だってポミィちゃんだから仕方がないよね!

お見送りも土曜日はドットくんがいらしていたので、なんかあんまり直視できなかったんですけど、なんとなく私はもしかしたら現場で彼の姿を目にすることはできないのではないかという想いがあったのですげー嬉しかったです。いや、全然直視できなかったというか何していいかわからなかったんですけど。

月曜のお見送りはなんかもうちょっと気持ち楽に楽しめたんですけど、エリィに見つめられるとこれはこれですごいドキドキしたのでアイドルって(以下略)

嘘からでた真の話になるのかもしれない

私が今回の舞台ですごい感じたことです。

セシィ、エリィ、マーニィ、サティの4人は姉さんのことを探している(そして今回彼女も誰かを探しているらしい?)ことが明かされているわけですが、もともと彼らにとってアンプラネットとしてアイドルをやることはポミィ(日音)に近づくための手段だったのだろうと思います。

前作でファンのことをビジューと呼ぶことについて美野が話してたくだりが確かあったと思うんですけど、あれがすごく好き。

ファンのことすら本当に欲しいものを手に入れるための踏み台(とまで言うと言葉が悪いのですが)に思っていた彼らだけれど、少しずつアイドルになってるように見える。たぶんそれは彼らの中心にいるポミィだったり今回のローザだったり*6そしてなにより客席で彼らを応援するビジューの姿が影響しているのかもしれないなと思った。

嘘からでた真。目的が叶った時に彼らがポミィとお別れするのかそれとも…?というのが私はこの物語の中で一番気になっているところだ。

よくよく考えると本当のアンプラネットはポミィ1人で他の4人は本当は海王星人=プラネットなんだけど、そんな嘘がいつか本当になったのならそれはすごく眩しいお話だなと思う。

アナザーワールドから離れた話

以下ちょっとアナザーワールドから離れた中の人の話です。

 

 

 

 

 

 

 

いや、だからほんと続編も頼むしちゃんと物語終わらせてください。お願いします。

正直私は嘘が本当になるところを見たいんだけどなんとなくお姉ちゃんが見つかったらばらばらになりそうな気もしている。

今回のエクストリームキャスト変更についてはなんか普通に面白かったっていうか設定からしたらそうだよねってすごい納得したのでネルケちゃんの悪魔の発想力って思ったんだけど、思い入れがある人がいたらまあ複雑な気はする。
さすがにキャスト変更前提の設定ではなくて今回みたいな舞台としてかなり演出的に面白いことができそうという理由で作った設定だとは思うんですけど。

わりとこれまでのドルステと違って一作で回収できない話が続いているので、ちゃんと終着点つけてほしいんですけどどうなんだろうなあ。
私の見方がアイドルだったら解散宣言されたら受け入れるしかないんですけど、セシィたちがどこに行くのかなって思いながら見てるのでそこ解決した上で解散宣言するまでは許さんぞって気持ち。別にそんなに解散という二文字を考えなくてもいいのではと思わなくもないんですが、CHaCK-UPももうフルメンバー揃わないのではみたいなものを感じるとつい…。

わりと月曜公演は三浦くん見にきたファンが多いんだなあと思って、今回初めて現場に足を運んだ人間なのに「ハマってくれ…」みたいな気持ちになってしまってドルステをずっと応援してる人には申し訳ないですね。ハマってくれ。

ネルケちゃんの不正アクセス事件以降、過去公演のサイトがまったく見れないせいでわりと元々の設定とかアナザーワールドのお約束的なところがわやわやになってるので、そろそろちゃんとサイト作ってやってくれという気持ちがあります。これアンケートに書けばよかったなあ。

 

 

 

 

*1:アイドルステージのこと。正直私が説明するよりググったほうが正確な情報が出ると思うのですが、ネルケプランニングが制作しているアイドルをテーマにした舞台シリーズ。一部でお芝居、二部でライブやるのが定番。たぶん。

*2:ドルステの第二弾

*3:ドルステの第三弾

*4:まあセシィ君もポミィだったら許してくれるというか、むしろにこにこしてくれそうなので私は青いライトを振りつつ心の中で「ポミィ…君は最高のアイドルだ…」って呟いてると思います

*5:当然私たちから見てではなく、ポミィ(日音)からみて

*6:ローザはあくまで劇中のキャラクターではあるけれどもレイヤ4とレイヤ0はものすごく溶け合っている部分だと思うので。