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麻の着物

夏まで生きていようと思った。そう思いながらなんとか生きている人間の観劇とか読書の記録。

進戯団夢命クラシックス#20.5 トワイライト・フォア・クローバー・ジェネシス 12/24(マチネ)感想

あまりにもチア男子が面白くて、伊藤マサミさんの脚本演出舞台が見たいって思って検索したら三連休にあるじゃないですか!ってなって当日券で行ってきました。
進戯団夢命クラシックス自体名前は知っていたのですが勿論行ったのは初めて。
脚本演出の部分しか見てなくて、当日行きの電車で主演が鉄ミュで見た石渡真修さんでヒロイン役がロスモワで見た船岡咲ちゃんだということを知ったのでした。

下記ネタバレありの感想です。

 

会場が地下のライブホールみたいなところで、天井が円形に見えたせいか暗くなるとサーカスを何故か思い出しました。
正方形のステージを囲むように三方に座席があって、わたしは右サイドから見ていました。この舞台の形が面白くて、結局一公演しか見ていないのですが、複数回いろんな席から見たらそれぞれ面白いだろうなと感じました。
右サイドって書いたんですけど、横から見てる感覚は全然なくてそれが不思議な感じでした。
走り回っているところのシーンがすごく面白かったです。一方向から見てるんですけど、カメラワークが変わっているように見えて。
あと暗転すると本当に真っ暗になるのに結構びっくりしました。役者さんはたぶん蓄光テープなりなんなり見えてるのかなって思うんですけど…。


現代パートと過去パート、そしてそれが夢や突然主人公たちの前に現れた東という男によって繋がっていくストーリー。

あとでTwitterかなんかを見て気づいたんですけど、これ「クリスマスにぴったりな恋愛もの」という立ち位置のストーリーだったんですよね。見にいくまではあんまり恋愛ものだと思って見に行かなかった。
確かに恋愛ものではあるんですけど、私は一番ぐっときた関係は東と昴なんですよね。
人間が好きな人外に萌える人にはとてもおすすめでした…。昴が東が運命を変えることを手伝ったり、ギネスに挑戦したり、他愛ない会話をしたり、そうやってる中で少しずつ心を許していくところがすごくいいなと思ってしまって。結構白衣眼鏡の先生モードの時は人間臭いんですけど、過去の昴はとても人外なんだなあ。

歩和里の実際いるとこっちがしんどくなりそうな感じの雰囲気は、昴とは別の意味であんまり人間らしくないかなって思ったんですけど、後半彼女の秘密が明かされていくあたりで「ああ」って納得したんですよね。あんまり生きている感じがしなくて…。華歩にものすごく生を感じる分、歩和里は生の匂いがすごく薄くて、その作り物めいた感じが気持ち悪いというか居心地が悪くてよかったです。

悠はあまりにも煮え切らない男すぎて「お前…お前…」ってなったんですけど、何だかんだヘタレ男子が好きなので最後は頑張ってくれよ…みたいな感じでした。彼はほんと周りにいる人がよかったよねって思います。
斜に構えたキャラクターな分、「本当は喫茶店にも何度も行ってるんだ」(台詞うろ覚えです)って告白をするところがすごくぐっときました。

割とメインの2人はそこまで予想を裏切るキャラで来ないので結構脇役の印象が強いなあと思います。霧雄と華歩の関係も勇と円の関係もそれぞれ面白いなと思います。

過去パートはこれどこらへんの時代のイメージなんだろ…というのが気になってしまって入り込めないところが。過去の話というよりもどこか別の異世界の話くらい飛ばしてくれたほうが細かいところ気にならなくてよかったというか、あのパートって過去の日本じゃない感じがするんだけどどうなんだ…。(何百年前って言わせちゃってるから余計に気になる)

アフタートーク(トークというかイベント?)、全然劇団知らないので見てても楽しめないかなと思ったのですが、楽しかったです。
完全に余談なんですけど、鉄ミュでピアス落とした人*1というイメージだった石渡さん、最後のクリスマスソングに乗せたパフォーマンス見て本当に顔がいい…ってなぜかしみじみ思ってしまった。思わず写真買っていってしまうくらいには顔がいい…って思ってしまった…。(あんまり芝居見てる時は思わなかったんですけど、最後にふっと)

 

*1:11/12マチネで、戒めのために外さないと言っているピアスが歌ってるときかなんかに落ちたのをものすごいさらっと「ピアス落ちてる」って言って拾って退場していったところに、原作を読んでいるはずの私が「え、そんな台本なの!?」とものすごく動揺した。台本じゃなかったことは後に感想見てて知りました。すごいキャラクターらしい動きだったんですよね。